降圧剤とスタミンH2受容体拮抗薬

降圧治療を行っていくのは高血圧患者にとって症状の緩和や合併症のリスク低減のために必要とされています。特に重要視されているのが合併症のリスク低減です。高血圧はよほど重篤にならないかぎりははっきりとした自覚症状があらわれることがなく、むしろ合併症から生じる症状が問題になることの方が多いからです。合併症のリスクを減らすためには降圧剤によって血圧を正常域にコントロールすることが必要であり、高血圧になると毎日のように降圧剤を飲み続けて生活することになります。こういった生活をしていく際に気をつけなければならないのは、降圧剤と相互作用を起こして様々な危険を誘発するものが多数知られているということです。その代表的なものの一つがヒスタミンH2受容体拮抗薬です。ヒスタミンH2受容体拮抗薬は消化性潰瘍などの治療に用いられる薬であり、ピロリ菌の除去にも用いられるものとして広く知られるようになりました。薬局でも購入可能であり、胃潰瘍かもしれないというようなケースでは自分で薬を買って飲むこともできます。ヒスタミンH2受容体拮抗薬は直接降圧剤と相互作用を起こすわけではありませんが、ヒスタミンH2受容体拮抗薬事態に降圧作用があるため、降圧剤と併用することによって低血圧が生じてしまうリスクがあります。医師の管理下で両剤を使用するということになれば降圧剤の用量を変えることで低血圧のリスクを減らすことができますが、個人でヒスタミンH2受容体拮抗薬を購入して使用してしまうとリスクが避けがたい状況になります。身近な薬であっても意外なところで相互作用を起こすリスクがあるため、新たに薬を飲み始めたいときには必ず医師や薬剤師に相談することが大切です。

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